広重の『東海道五拾三次』旅景色、全五拾三景 [読書]
この本は何年も書棚に置いており、つい最近読む本がなくて見たもの。ひろげてみると意外と歌川広重の絵があって面白い。昔の青に特色のある浮世絵があってついつい引き込まれた。私が最もひかれたのは昔は各宿場町に飯盛女がいて春を提供してくれたことだ。最も金の問題もあり、そうそう世話になることもなかったろうが、それなりに情緒もあったろう。東海道の細い道はさぞや絵のような景色とともに苦労と風情があった。それから地図とその解説書もよかった。
また忘れてならないことは、すべてエネルギーが人力によっていたことだ。その地の名物なり、風景の良さも山や、外国の風景をテレビでみるよりもはるかに見応えあった。私は広重名所江戸百景があり、それを簡単な額縁に入れて楽しんでいる。
コメント 0