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 宇宙が始まる前には何があったのか。  ローレンス・クラウス著   青木薫訳                        青木薫訳 [読書]

 
   宇宙が始まる前には何があったのか?

 数式が一切ないにも拘らず、理解出来なかった。全米でベストセラーとなったと書かれてあるが、アメリカ人の知能の高さに今更ながら驚いている。例えば次のような文章(p.238)「粒子の静止質量にともなうエネルギーも含めて、正のエネルギーの総量は、負の重力エネルギーによって打ち消され、全エネルギーは0になるのである」分るだろうか。このことから著者はこの宇宙が3次元空間が重なった2次元空間であると予測する。ただ、人類はいつか遠いか、近い未来に絶滅するのが分かった。過去を遡るにしても、未来を見つめるにしても今が一番いい時期である。
 今でこそそうしたことがアイザック・ニュートンの万有引力の法則、アルベルト・アインシュタインの一般相対性理論、その理論との量子論の結合、我々は光速を超えることは出来ないが、空間は光速を超えることが出来ること、宇宙マイケル波背景放射波の発見、宇宙が遠ざかりつつある現状、そしてビッグ・バン以来1372千万年経っていること、我々が存在し得るのは粒子の揺らぎがあったこと、宇宙のエネルギーの70パーセントが暗黒物質にあること、いずれはすべて闇の中に沈むこと等の歴史的遺産があることを理解すればそれは早い。その前に太陽が滅びてしまう。ただこの宇宙は神様が作ったものでないことは確かだ。          我々が生まれたのも、死ぬのもすべて無から生まれ、無の帰るのだ。


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