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人類が絶滅する6のシナリオ  フレッド・グテル著  夏目大訳  河出書房新社 [読書]

     人類が絶滅する6のシナリオ: もはや空想ではない終焉の科学

 面白い。読み応えのある本だ6つの原因とはスーパーウィルス、大量絶滅、気候変動、生態系、バイオテロリズム、コンピュータの6つだ。

   ここに例があげられているのは、ヨーロッパの人口を1/3にしたペストや血を浴びた人に感染するエボラ、鳥インフルエンザの例が挙げられている。いずれも致死性と感染性を備えたウィルスとは言えなかったが、このウイルスが突然変異し、両方を持つウィルスがあらわれたとしたら、ワクチンも間に合わず、病院も即満タンになり、人間がバタバタ死ぬだろう。

   大量絶滅ではラージブルーという蝶の例が挙げられている。その原因は蝶のエサとなるミルミカサブレティーが人間の活動によって滅びたことに寄る。核戦争によってそれだけで人間の食糧は絶たれ、人間は飢え死にする。

   気候変動も大きい。人間の生存にとって不可欠な酸素を最新ジェット機はあっという間に消費してしまう。それにオーストラリアの旱魃。北極や南極の氷が解けたら、すべてが海の底5mになる。いずれも人類にとって難題。

   天然痘のウィルスなど世界各地で突然変異等で改造することが可能。もしそれがアルカイダのようなテロリストの利用することになったら。

   コンピュータがロボット化し、人間を支配するようになったら。④と⑤は今のところ遠い未来のことのようだが、技術進歩は日進月歩である。いつそのような事態になるかもしれない。その時に慌ててもそれは遅い。

いづれにしても地球資源は限られており、今のように炭素資源を使い続ける限り、人間にとって未来はないし、ホモ・サピエンスは滅びる。


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