天職 秋元康、鈴木おさむ著 朝日新書 [読書]
これほど言いたいことを言って、本になるのはやはり2人とも有名な放送作家なればこそだろう。
秋元氏に至っては「こうしたらどういう反応が返ってくるかということは何も考えない、自分がおもしろいか、おもしろくないかしかない」(p.75)と言い切っている。2人とも放送作家として世間から認められていることの証左だろう。
自分としては退屈だし、読み終えるのに苦労した。ただ「やるか、やらないか。その間には深い川がある」という言葉は深く心に残った。どんなに貧乏してもやりたいと思うことはやるべきだ。
大体、自分はあまり面白くない本や、難しい本を読むとき電車の中をもっぱら愛用している。しかもおおむねその1冊だけを持ち込む。しょうことなしに読まざるをえないからだ。この本もそうした1冊だ。現在世間で流行していることに察しがつくが、それ以上でも以下でもない本だ。
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