420 神の月 角田光代著 ハルキ文庫 [読書]
岡崎木綿子のクラスメイトである梅澤梨花は買い物魔である。クレジットカードで何もかも買い捲っている。彼女は大人びており、何のことにも感激しない。いままでは専業主婦でいたが、今は銀行員のアルバイトをして、1年以上がたつ。そして正社員になった。正文が彼女の亭主である。彼女は高価なものを買い捲り、彼は梅澤の子供を持ちたいという彼女の望みに全く理解をしめさない。
そこに男が登場する。やもめの孝三の信頼厚く、彼女はそれを利用し、やがて深みにはまる孝三の孫、光太である。分譲マンションを買ってやり、彼氏に新しい女が出来たことを知る、彼女はタイ国中を転々とする。
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